広告運用の求人に変化。今市場で求められているスキルを案件動向から探る。

求人や案件の動きは現在の市場の動向によって日々変化しています。これはどんな職種であっても同様で、Webや広告の運用に携わる方でなくても同じと言えるでしょう。中でも今日は広告運用の案件動向から今市場で求められているスキルについてMARKETINGBIZの視点で記載していきます。
広告運用の求人は拡大傾向
まず、求人市場全体について。
パーソナルキャリア株式会社によると求人市場全体においては
2025年11月~2026年1月の求人数は、前3カ月(2025年8月~ 10月)対比で99%と微減
とのこと。年末年始にかけて求人市場全体としてはやや縮小していることが分かります。
そんな中、広告運用の求人(ここではマーケティング・広報職を取り上げます)についての動きも見ていきます。


グラフの通り、
2025年11月~2026年1月の求人数は、前3カ月(2025年8月~10月)対比で約104%と増加
2026年2月~4月の求人数は、前3カ月(2025年11月~2026年1月)対比で107%と増加
とのことでした。
この求人の推移をまとめると
- 求人市場自体が縮小している中、マーケティング・広報職の求人数においては増加傾向
- 直近3ヶ月においても増加傾向が続いている
ということが分かります。
広告運用の求人に絞られた統計ではないですが、マーケティング領域の人材のニーズが高まり続けていることで広告運用の求人についても同じ傾向にあると言えるかもしれません。
広告運用の求人で求められるのは、運用できることだけではなくなった。
総合広告代理店、Web広告代理店でなくても事業会社の中に対しても、広告を運用している人々のニーズは広告市場の拡大と比例するように上がってきたと思います。
特にWeb広告に投資されている広告費の規模は年々拡大を続けています。MARKETINGBIZがリリースされた2025年1月からの案件の動向を見ていても例外なくその様子は見て取れました。
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このことは広告運用を通して集客がしたい、リードを獲得したいといった企業が増えているという状況を意味するかと思います。
そのため広告の運用スキルは引き続きニーズがあると言えます。その最中、AnthropicのClaudeやOpenAIのChatGPT、GoogleのGeminiなどAIが台頭し仕事の進め方や価値観が大きく変化しました。これらのツールにより、AIがデザインができたり、コードを書くことができるようになったり、職種の垣根がなくなり色々な人にとって特定のスキルは身近なものとなりました。
これは広告に関連する業務においても同様だと言えます。広告の管理画面に直接アクセスし、レポーティングを行うことや各種チューニングを行うことがこれまで管理画面にアクセスしたことのない人でもある程度できるようになりました。
この結果、広告運用の求人や案件において求められることが徐々に変化していっています。
広告運用の求人は「運用できること」を前提に企画提案などの需要が増加。
では、具体的にどう変化しているのか。
弊社に届くクライアントからのニーズにおいて「運用できること」を前提とした企画やクライアントへの提案を行うアカウントプランナーと呼ばれるような職種の需要が増えてきていることが分かりました。

この傾向から運用を代行すること、管理画面から入稿したりキーワードをチューニングするなどの比較的決まったルールのもと実行される業務はAIによる台頭が進んでいるのではないかと考えることができます。
もちろん全てAIで代替ができるわけではなく、その土台も各企業で整っているわけではありません。
ただ、企業におけるAIへのシフトチェンジが進むにつれて、広告運用の人材に求められることはレベルが上がり、Webにおけるプロモーション全体の企画ができること、それをクライアントへ提案し営業することができることを企業が求めていく動きが加速するのではないかと思います。
広告運用の求人に限らず多様な職種でスキルの掛け合わせが求められる。
今回取り上げた広告の運用に限らず、様々な職種の求人で変化が起きていくことが想定されます。Webの領域においてはその色が顕著に強く現れていくことでしょう。
本記事においてはその変化の1つの傾向として「営業力」について触れました。現在AIの台頭が進む中、人と人とのコミュニケーションを通して成果を作る「営業」にこそ、人の真髄があるのかもしれません。
そのためにも、正社員の方もフリーランスの方もクライアントとのコミュニケーションはもちろん社内のメンバーや周囲の方々とのコミュニケーションから改めて取り組めると良いと思います。
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編集後記:AIを使うことは当たり前、どう使うかが人材にも企業にも問われている。
テックビズメディアにて公開された「マーケティング力がないとフリーランスは今後きつい?必要なスキルになりつつあるワケとは。マーケティングのプロに聞いてみた」の記事との連動企画として、今回は弊社における広告運用案件の動向と内容の変化や市場の変化について書きました。
AIが登場した直後はAIが使えること、使うことで人材間の競争でもリードできているような状況が生まれていたかと思います。ですが、現在AIを使えることは当たり前となり、どう使うか?が人材や企業間の差別化につながっているように感じています。プロダクトを開発している企業においてはどうAIを組み込んでいくのか、人材はAIの活用を通して自身のスキルをどう拡張させていくのか。
何のためにAI活用をするのかがこれからの企業と人材の生存戦略において非常に重要になってきそうです。

